館山の家
館山の家
Tateyama house
千葉県館山市
千葉県の南に位置する館山は温暖な気候が特徴で、敷地は開発された分譲地にもかかわらず、ゆったりとした時が流れる印象だった。隣家や周辺家屋の佇まいを見てまわると、内部が見えないしっかりとした塀が立つ家は少なく、あるとしても簡易的なものが多い。近隣関係としてそれがとても素敵に思えた。
もともと建主夫妻は、南北に長い敷地を活かすために平屋建てを要望していた。ただ、近隣は2階建ての家屋がほとんどだったこともあり、プロポーションがよく、少し浮遊した感覚をもてる高基礎の平屋建てを提案した。道路面より1mほど上げた高基礎によって、地表近くを這う湿気を除くと同時に、塀がなくても少しだけ安心感を得ることができる。
構造設計 | |
---|---|
主要用途 | 専用住宅 |
敷地面積 | 333.61㎡ |
建築面積 | 122.58㎡ |
延床面積 | 112.06㎡ |
構造 | 木構造 |
規模 | 地上1階 |
竣工 | 2013年10月 |